庵座の滝
(三重県三重郡菰野町)



(2011年4月11日)

鈴鹿の名峰釈迦ヶ岳の庵座谷にかかる名瀑です。

圧倒的な迫力の落差40Mの瀑布と花崗岩の岩壁が実に素晴らしい。

「かつての蒼滝」に勝るとも劣らない鈴鹿屈指の滝でしょう。
 


  私の「始まりの滝」である蒼滝を半壊させたあの忌まわしき集中豪雨・・・

 皮肉にも庵座の滝は登山道修復がてらで整備されてかなり辿り着きやすくなったという地元の方のお話・・・。
 
 

 
それでも普通に登山するぐらいの難易度であり決してお気軽滝になったわけではありません。
 
 苦労があるからこそ直下での飛沫浴でかなりのエネルギーを補給できるのでしょう・・・疲労も仕事のストレスも吹っ飛びました。
 


滝壷は滝の規模・落差にしては浅いですが非常に清冽な水が絶え間なく流れ落ちてきます。

滝壷の規模が小さい要因として標高も高く風の影響もあると思います、ともかく良い滝壷です。


 
下段の滝も含めての全貌です。
 

 
 下段の滝も佳瀑であり実に美しい滝壷を持っています。
 
ただ私が訪れた時・・・その滝壷で巨大な熊らしき動物が息絶えていました。
 
上の主瀑手前の淵でも大きな熊らしき生き物が息絶えていました。
 
本当は1日中でも庵座の滝と語らいたかったですが・・・なんかいたたまれない気持ちになりました。
 

 
 上流にある三段の滝に行く途中で寄り道をすれば滝の落ち口に立てます。
 
周囲を見回せば「生」を感じ、先程の光景で「死」を目の当たりにしての私の判断はここで切りあげるというものでした。
 

 (落ち口すぐ上流の滝)

実に見応えのある滝です・・・三段の滝ではないです。
 

 
滝壷好きの私にはあまりにツボにはまりすぎの素晴らしい釜でした。
 

  (猿がいました)
 
アクセスは菰野町内にて三重県道762号朝明渓谷線で朝明ヒュッテまで道なりに行きます。

 朝明ヒュッテにて普通車駐車料金500円を払ってあとは看板や巻きテープを頼りに登山道を進んでください。

 予想よりは整備されていましたが・・・安易ではありません。

 それなりの装備は必要です、普通に狭く足を滑らせたら滑落する箇所もあります。






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