中の滝
(奈良県吉野郡川上村)



(2008年12月10日)

吉野川支流下多古川にかかる奈良県屈指の名瀑の1つです。

名瀑というよりは周囲の環境から秘瀑という表現もふさわしいかもしれません。

落差35Mの非常に美麗な瀑布が印象的です。
 


  右岸・左岸問わずに上段の滝壺や瀑布を間近で鑑賞できます。

 水量も豊富に岩肌を鮮やかに分岐していく瀑布は全く飽きがこない魅力がありました。
 
 

 
 山奥ということで景色は冬模様・・・色が鮮明な季節に訪れたくなりました。
 


 上段の丸い滝壺は限りなく透明であり水も清冽で顔を洗ったり口をすすげば疲労もとぶものです。
 
日常の喧騒や仕事のことも全て忘れてしまえる至福の時間を中の滝は与えてくれました。
 


アクセスは国道169号線から川上村の下多古地区の林道に入ります。

 下多古川沿いの林道を道なりに進んでいきます。

 急坂や落石も多く道幅も狭い道ですので気をつけてください。

林道終点に広場がありその手前で車は入れませんが周辺には車が駐車できるスペースはあります。
 
 広場をまっすぐ進むと琵琶の滝遊歩道の看板と入り口があります。

 絶景の渓谷美溢れる下多古川沿いの遊歩道は整備されつつも数箇所程崩落しかけている場所があるので要注意です。

徒歩20〜30分ぐらいで琵琶の滝の滝見台に辿り着けると思います。

 滝見台から琵琶の滝の滝前方面に向かわず上へと上がっていく道を進んでいきます。(目印のテープがあり助かります)
 
 琵琶の滝を右手に見ながら高度を上げていくと明瞭な道となり山ノ神を祭った祠があります。(缶ビールの空き缶はダメでしょう)

 祠を通過してそのまま上がっていくと琵琶の滝上に出ます。
 
 川の左岸を進んでいくと途中で進めなくなるので対岸へ渡渉して右岸を捲いて進んでいくと中の滝です。

 琵琶の滝から20分程だと思います。
 



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