八草の滝
(和歌山県西牟婁郡白浜町)



(2009年2月21日)

日置川支流八草谷にかかる日本の滝百選に選定されている名瀑です。

名瀑というよりも秘瀑といえる滝でしょう。

  別名で品瀬川滝といいかつては交通の要所や信仰の場でもあったようです。

その頃の風情がありのままで残された滝なのです。
 


  ちょうど2年前の2007年2月に訪れた際は遠望からで八草の壁状態でした。

 これが百選?という声が多い滝ですが直下に立つと印象が全く変わります。
 
 
  公称落差22M・・・ゆうに落差は40M超のスケール感溢れる滝なのです。


 
今にも崩れそうな岩壁で滝直下鑑賞はスリリングで危険であります。
 
 手付かずの自然を感じさせる百選の滝として貴重ではないのでしょうか?
 


 滝壺は非常に浅く透明で繊細な美を感じました。
 
この滝水は伏水し日置川に注がれます。
 

 (滝への目印となる看板)

アクセスは国道42号線から和歌山県道37号日置川大塔線にて北上していきます。

 日置川にかかる久木橋が目印となります。

 橋を渡り東進していけばすぐに遠望できる滝見台があります。

橋を渡らずそのまま荒れた林道を北上すること数百メートルで広場となります。
 
 この先は車では進めませんので徒歩となります。

 かなり落石の多い道を進んでいきます。

 
 (洞門)

この洞門をくぐり進んでいくと森の中に入ります。

 道が上・中・下と3つに分岐していますので下の分岐を進んでいきます。

 進んでいくと川が流れているので渡渉します、河口付近が下り易く対岸に上り易いです。

このまま踏み後を辿り川沿いの道を歩いていくのですがかなり危険な状態でした。
 
 土砂崩れで道は崩壊しつつあります。

 野生の動物も多く生息しており人の気配で逃げているのでしょうが、上へ逃げるので落石をかなり落としていくのです。

  ともかく足元と頭上に気をつけながらひたすら東進していくとやがて森の中に入り八草の滝水が伏流している川に辿り着きます。

 橋を渡りそのまま踏み後を進んでいくと滝が姿を現します。

 ※万が一の事故や命の保証はできません・・・土砂崩れや落石はいつ起こるかわからないぐらい危険な状態でありました。

 車を停車した広場にゴミが散乱していました・・・これも危惧すべき問題だと思いました。



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