榊原自然歩道の滝群
(三重県津市)


(2010年12月2日)

名湯の誉れ高い榊原温泉から青山高原へのハイキング道である榊原自然歩道沿いは滝と渓谷美で溢れています。




小滝



まず最初に現れるのが小滝・・・落差は1Mあるかないかというその名の通りの小滝です。



清冽な水が絶え間なく注がれる滝壷の素晴らしさは特筆モノでした。

自然歩道沿いに小滝の看板が立っているので場所は分かりやすいのです。




大滝



続いて落差5Mの榊原自然歩道沿いの滝群の主瀑的存在の大滝です。

名前ほど大きくないのですが、周囲の環境と相まって際立った美瀑ぶりです。



鑑賞ポイントも多いので実に飽きが来ません。



そしてこの美しい滝壷・・・深み・広がり・色合い・水質の全てが最上級ではないでしょうか。

滝は落差ではないということの見本のような滝だと思うのです。



自然歩道からの遠望も実に美しい・・・離れて良し近づいて良しでした。




榊原川の滝



鴨ヶ淵だと思って鑑賞していた無名滝です。

小滝や大滝を凌駕する存在感溢れる滝・・・榊原自然歩道の滝群における白眉ではないでしょうか。



限りなく透明な水に心が洗われます。



この滝を鴨ヶ淵だと思って引き返してしまいましたが、実際の鴨ヶ淵はもっと自然歩道の急坂を上がっていった先にあるとのことでした。

この滝は自然歩道からはやや死角気味なので見過ごしてしまうかもしれませんので要注意です。





自然歩道には小滝や大滝の滝看板があります。



また自然歩道は舗装されており車両通行ができますが、私はあえて自転車で走りました。

行きはずっと上りで大変でしたが、帰りは渓谷美を堪能しながらで綺麗な空気を体中に浴びて最高でした。



アクセスは三重県道28号亀山白山線で榊原温泉に向かいます。

三重交通の榊原車庫のバス停近くに自然歩道の看板がありますので指示に沿って曲がります。

集落内を抜けていくとやがて道は榊原自然歩道になります。

看板がありますので小滝・大滝へのアクセスは車なら容易だと思われますが、自然歩道は林道クラスで狭路も多いです。

ガードレールもほとんどないですし、落ち葉やら落石もゴロゴロしていますので運転には注意すべきだと思います。

もちろん各滝には駐車場もスペースもありませんのでその辺りも要注意です・・・この自然歩道はあくまで地元民の方々優先の林道です・・・。




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