布引滝
(奈良県宇陀市)



(2012年3月22日)

宇陀川支流宇野川源流間近にかかる総落差25M程の滝です。

布引滝の名にふさわしい瀑布は美麗です。

布引滝から南松滝にかけての渓谷美も絶品です。
 


源流域間近なのですが、訪れた時期や先日の雨などのせいでしょうか・・・水量が多く思われました。

  ただ瀑布よりもこの滝の一番の魅力は滝壺です。



滝壺の真ん中にある深い穴・・・これは横穴気味に奥へと続いているように見えます。
 
滝壺好きの私からすれば吸い込まれてしまいそうな錯覚さえ覚えてしまいました。
 
あまりに神秘的で自然の造形美というありふれた表現で語れない「何か」がありそうです。
 


アクセスは奈良県道28号吉野室生寺針線から宇野川沿いの林道に入ります。

そのまま道なりに進んでいくと舗装が途切れます・・・普通車の方はここまででしょう。

あとは林道を進んでいきやがて東海自然歩道との分岐になりますので標識に沿って山道へと入っていきます。

南松の滝への分岐を横目にひたすら進んでいくと自然歩道の高度が上がっていきます。

そして眼下左奥に布引滝が見えてきますがそのまま進んでいきます。
  
布引滝の落ち口付近に踏み跡がありますのでそこから下りていきます。

 踏み跡は意外としっかりとありますし、木々が多いのでつかまっていけば割と簡単に滝前に降りることができるかもしれません。

道無き斜面下の滝へと降りていくルートファインディングの練習になるかもしれません。

ただ藪コキの部分もありますし滑落の危険もありますのでそれなりの足回りと手袋、帽子は必須かもしれません。



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