牛滝
(大阪府岸和田市)
(重文である大威徳寺多宝塔)
もみじの名勝として名高い牛滝山大威徳寺。
境内奥の牛滝川沿いの渓谷には滝群があります。
多宝塔など味わい深い大威徳寺の境内を通り抜けていきます。
看板に沿って歩くこと数分でまず一の滝です。
(一の滝)
落差10M、黒い岩肌を勢いよく流れ落ちています。
滝壷付近まで下りられますし鑑賞ポイントも多いです。
(落ち口を見上げて) (滝壷)
水勢を感じる落ち口の眺めとしっかりとした滝壷が素敵です。
しかしすぐ下流はかなり人工的であるのが残念に思えました。
そのまま看板に沿って遊歩道を登っていくとすぐに二の滝、三の滝です。
(二の滝を遊歩道から望む)
遊歩道からが崖下に見下ろす展望ですが三の滝には渓流沿いを注意深く下りていけば滝前に立てます。
(二の滝)
落差5M程で鮮やかな瀑布の小滝です。
普通には二の滝の直下鑑賞はシンドイと思います。
落ち口からの鑑賞となりました。
(三の滝)
落差10Mの美瀑で牛滝において一番印象に残った滝です。
二の滝の落ち口からなかなかの高度感とスリルがある鑑賞ができます。
二の滝の落ち口が三の滝の滝前、苔むした岩肌・・・雨中の鑑賞は相当危険でしょう。
遊歩道に戻り吊り橋を渡ります。
そのまま渓流沿いを歩くこと数分で牛滝の主瀑と名高い錦流の滝です。
(錦流の滝)
壮厳な巨岩が圧倒的、その間を流れ落ちている落差7,8M程の滝です。
確かに錦の如く美しい瀑布なのですが・・・
その背後には巨大な堰堤が見えます。
(滝上にはコンクリートの壁・・・)
なんとも素晴らしい滝なのに残念でなりません。
しかしこの堰堤によって錦流の滝の瀑布が保たれていると考えられます。
どうなんでしょうか・・・とても複雑な心境です。
牛滝へのアクセスは国道26号線、170号線より大阪府道40号岸和田牛滝貝塚線にて南下していきます。
阪和道の高架をくぐり進んでいくと牛滝温泉いよやかの郷があります。
大威徳寺には駐車場がありませんのでいよやかの郷の駐車場を利用します。
1時間以内なら無料です。
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