楊梅の滝
(滋賀県大津市)

雄滝


(2009年6月1日)

滝川上流にかかる滋賀県屈指の名瀑です。

3滝で構成され総落差76Mと謳われる滝で主瀑に値するのが雄滝です。

直下で鑑賞すると岩肌を細かくも大胆に流れ落ちていく瀑布が圧倒的です。
 
  登山道の滝見台からの遠望はまさしく別名である布引の滝の名にふさわしい優美なるものでした。



  滝巡りを始めた2006年に右も左もわからずに挑戦・・・体調不良にも関わらず北小松駅から歩いていきました。

 めまいで雌滝でダウン・・・比良元気村にヨレヨレで駆け込み休ませていただくという情けなさ・・・。
 
 
  あれから3年以上でリベンジの機会となりました。
 
 
極度の疲労状態でしたが当時とは違うのは・・・極度のヘビースモーカーの私が禁煙に成功したことによる体力増強とわずかな経験値。
 
 

 
滝壺前の岩に腰を下ろして雄滝の瀑布を見上げればこみあげてくる達成感。
 
 写真でも撮ろうかと三脚を広げた途端・・・前触れもなく足がもげて二脚に・・・
 


 名水巡りの中での思いつきでの滝巡り故に軽装でリュックもバッグもない片手に三脚、もう片手にドリンクという状態・・・靴だけは重装備なのが救い。
 
ともかくこの後にほんの短時間ながら自らの愚行を嘆きつつの危険な冒険となったのでした。
 
 行きは滝見台経由の登山道故に軽装で十分でしたが帰りはあせりからか雌滝脇に出るルートを選択。
 
 右手に壊れた三脚を持ちドリンクは服の中に入れてはしご下りと急斜面下りへ・・・
 
薬研滝



雄滝と雌滝の中間にある薬研滝・・・正確には写真は薬研滝の最下部です。

 三脚もないし腕もないので薬研滝の撮影は全部ピンボケの中での奇跡的な1枚となりました。

 直瀑部分も斜瀑部分も素晴らしい薬研滝・・・リベンジ決定。

 雌滝

 

雌滝落ち口を眺めつつ脇道を下って行き雌滝前に到着。

 3年ぶりの雌滝は3年前よりも美しく感じられました。

 二条の瀑布に見送られて再訪を告げつつ下山となりました。

アクセスは国道161号線でJR北小松駅近くにて比良元気村方面曲がります。(看板アリ)
 
 上り坂をひたすら上がっていくと比良元気村があり更に進んでいくと道の終点が楊梅の滝の遊歩道入り口で手前に駐車場があります。

 遊歩道を進んでいくと途中で滝見台への分岐(川を岩飛びして対岸へ)があります。

この分岐を選択すると雌滝を経由せず山道をひたすら上がり進んで行くと滝見台に到達し雄滝を遠望できます。

そしてそのまま道なりに進んでいけば雄滝直下に辿り着けます。

分岐で滝見台を選択せず遊歩道を進んでいくと雌滝前に辿り着けます。

ここから雌滝左岸の斜面を急登すると雌滝の落ち口です。

流れの先には薬研滝が豪快に流れ落ちています。

落ち口から更に上がっていくと梯子がありそれを上って行きそのまま斜面を上がっていけば雄滝前に辿り着けます。

この急登ルートは短時間で3滝を鑑賞できるスグレモノですが油断せず慎重に上がっていきましょう。

下る場合も更なる慎重さが必要です。




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